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【映画】人の想いは神をも凌駕すると思った映画 「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」

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早速「バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生」を観てきました。平日のレイトショーなので、焦らず、当日の午前中に座席の予約をしましたが、「4DX3D」は満席、「IMAX」も良い席は埋まっている状態でした。油断しました!

  

どれだけ多くの方が、この作品を心待ちにしていたか窺えますね。

 

それでは行きましょう!

 

あらすじ

かつてメトロポリスを救ったスーパーマンであったが、彼の強大な力を「危険」だと思う人々も少なくなかった。ブルース・ウェイン(バットマン)も、その1人であった。スーパーマンの存在によってもたらされる地球の危機を防ぐため、バットマンが今立ち上がる!!

 

まず一言。近年稀に見る超大作中の超大作!上映時間は、2時間30分にも及びますが、これは自宅のテレビではなく、映画館で観るべき作品です。

 

「何とかvs何とか」と言うタイトルで、映画の主人公同士が戦う作品は、妙にB級の臭いがしますが(例:「フレディvsジェイソン」や「エイリアンvsプレデター」など)、この「バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生」は前評判通り素晴らしい完成度でした。

 

 

初めに

監督

今回メガホンをとったのは「300(スリーハンドレッド)」や「マン・オブ・スティール」などを手掛けたザック・スナイダー監督です。スナイダー監督は「魅せるアクションシーン」を作るのが非常に巧い人で、本作のアクションシーンにも只ならぬ拘りを感じました。映像に濃淡を付けることで、登場人物が際立ち、作品そのものが引き締まっていました。

 

バットマンとスーパーマンが戦うの? 

バットマンが「ちょっとカッコいいオヤジが金に物を言わせて悪と戦う人間のヒーロー」であるのに対して、スーパーマンは「アメコミの中でも最強クラスの神と呼べるヒーロー」です。

 

「この2人を対決させたら面白いんじゃね?」って誰が考えたんでしょうか、いや、力の差が歴然なんですけどね。でも、最高なんです!まさに、「人間」が「神」に挑むようなものですから。どこまで神を相手にバットマンは戦うことが出来るのか!?バリバリ戦いますよ!

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バットマンについて

今作では、ベン・アフレックがバットマンを演じています。前のシリーズでは、クリスチャン・ベールがバットマンを演じており、どこまで彼のイメージを払拭できるのか不安でしたが、いやいや、流石ベン様。完全にバットマンになり切っており、違和感はありませんでした。お見事。

 

これまでのバットマンは基本的には悪人を殺さないよう叩きのめし「恐怖で悪を制圧するダークヒーロー」でした。

 

今作では、相手が「神」だけに、銃器類をふんだんに使って戦います。ちょっと、やりすぎじゃないのかと思うのですが、相手が「神」だから許しちゃいましょう。途中、邪魔する人間も殺しちゃっていますが、それはご愛嬌。それぐらい「人間」と「神」にの力は差があるのです。

 

序盤、完全にバットマンよりの目線で映画を観ていました。科学の力を駆使して戦うバットマンが、何故これほどまでにかっこいいのか。それは、メトロポリスの戦いで、大切な人を失ったブルース・ウェイン(バットマン)の怒りが、私の気持ちを高ぶらせたからでしょう。これはすごいですよ。

 

私は、特殊能力を持つヒーローや怪人たちの中で戦う「普通の人間」が好きです。例えば、スパイダーマン3の時は、スパイダーマン、ヴェノム、サンドマン、そして唯一普通の人間である「ハリー」が同じ土俵で戦います。彼もバットマンと同じく、科学の力を駆使して、怪人と戦うのですが、その懸命な姿に感動しました。

  

それにしても、バットマンがえらく大きくなっていますね。もはや、私が知っていたバットマンではありません、やはりスーパーマンと戦うには鋼鉄のスーツが必要だったのでしょう。何せ、本気でスーパーマンに殴られた日には、木っ端みじんになっちゃいますからね…

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スーパーマンについて

前作「マン・オブ・スティール」に引き続き、ヘンリー・カヴィルが担当します。この人は、スーパーマンを演じるために生まれてきたような人です。違和感が全くありません。

 

スーパーマンは、バットマンとは違い、桁外れな強さを持つため、「力で悪を制圧するスーパーヒーロー」です。序盤のメトロポリスの戦闘シーンを見る限り、バットマンがスーパーマンの強大すぎる力を危惧するのも納得できます。

 

では、スーパーマンがどれぐらい強いかと言うと、

 ・80万トンの物体を持ち上げる怪力。
 ・40メガトンの核爆発に耐える耐久力。
 ・超高速の走行力。
 ・超鋭敏な視覚。
 ・眼から熱線(ヒートビジョン)を放射。
 ・吐く息で物体を凍結させる(スーパーブレス)。

など(まだまだ、あります)

 

強すぎます!まさに神です。

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でも、そんな最強のスーパーマンですが、彼は彼なりに悩んでいるのです。その苦悩が、中盤以降、伝わってきてバットマンよりスーパーマンを応援したくなっている自分に気が付きました。何だかんだで良いやつなんですよ、こいつは!!

 

 

その他の主要人物

ここまで、バットマンとスーパーマンに的を絞ってきましたが、他の登場人物も魅力的です。

まずは、レックス・ルーサー。彼こそがスーパーマンの永遠の宿敵です。バットマンで言うところの「ジョーカー」のような存在です。今回は、ジェシー・アイゼンバーグがルーサーを演じていましたが、とにかく存在感がすごい。主役2人を飲み込みそうでした。

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そして、絶対に忘れてはいけないのが、ガル・ガドット演じるワンダーウーマン。こんなにカッコいいとは!配役がバッチリ決まってました。ワンダーウーマンの原画を見ると、不細工(失礼)で、ガッカリしてしまうのですが、ガル・ガドットのワンダーウーマンはカッコよくて、セクシーです!ファンになりそう。

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まとめ

気になるところは沢山あると思います。 

・バットマンはスーパーマンに勝てるのか?

・スーパーマンは地球にとって「危険」な存在なのか?

・レックス・ルーサー、ワンダーウーマンはどのように物語に絡んでくるのか? 

・ジャスティス・リーグの他のメンバーは出演するのか?

 

と言うことで、あまり内容について深く書いてしまうと「ネタバレ」になってしまいますので、

 

これは、映画館で観るしかないでしょう!!

 

ということで締めさせていただきます。是非、映画館で!